社員証ケースに人気のカラー3選
社員証ケースの人気色ランキング
社員証ケースとして選ばれる色は、どのような色が人気なのでしょうか?このコラムでは、社員証ケースとして採用される人気色について解説しています。材質の違いによってもランキングは異なってきますが、今回はGRANESSコーポレートギフトの販売実績から、本革製社員証ケースにおける人気色をランキングしました。
上位3位までにランクインされた3色を見ると、比較的落ち着いた色が選ばれています。それでは、各色の人気の理由について見ていきたいと思います。
第1位:ネイビー
ネイビーなどの青系の色は、日本の企業のコーポレートカラーによく使われています。コーポレートカラーとはその企業や団体を象徴する色のことです。例えばコンビニでは、ローソンは青、ファミリーマートは緑といったように、そのブランド特有の色が存在します。またこれらの色はロゴなどにも用いられており、企業やブランドイメージに統一感をもたらします。これは企業ブランディング(他の企業と区別し、特別な印象を与えること)を行うために、各社が意識的に行っていることです。
コーポレートカラーは企業を象徴する色であることから、コーポレートカラーを社員証ケースに用いる企業が増えています。また、ネイビーなどの青色には、色彩心理学では、「深い知恵、信頼、誠実」といった意味合いがあり、こういった印象を与えたいという企業の戦略も伺えます。
第2位:ブラック
ブラックは、見た目の高級感に加え、どんな色合いの服装にも合うことから採用されるケースが多くなっています。ブラックをコーポレートカラーとして採用している企業は少ないため、色の持つ意味合いが優先されて選ばれていると考えられます。
ブラックは色彩心理学で、「高級、重厚感、威厳」といった意味合いがあります。特に信頼性を重視するtoB企業での最高が増えています。また、スーツなどのビジネススタイルにもよく合うため、スタイリッシュで、高級感のあるイメージを作り企業においてブラックが採用されています。
第3位:ブラウン
ブラウンは、男性にも女性にも好まれるカラーのため、男女比に偏りがない企業で人気を集めています。色彩心理学におけるブラウンは土や木を連想させることから、「温もり、落ち着き、堅実さ」といった意味合いを持っています。また、材質がレザーであればその質感や温かみがよく伝わります。経年美化していく色合いであることも魅力の一つです。
コーポレートカラーの採用ランキング
ここで、コーポレートカラーの採用状況についても触れたいと思います。日本企業がコーポレートカラーとして用いている色の順位は以下の通りです。赤色と青色の2色で、実に全体の8割近くを占めています。
ランキング | 色 | 割合 |
---|---|---|
第1位 | 赤色 | 46% |
第2位 | 青色 | 33% |
第3位 | 緑色 | 8% |
第4位 | 黄色 | 5% |
第1位に赤色が入っているのは、日本の国旗である日の丸を意識している企業が多いためであると考えられます。特に明治・昭和などに設立された歴史ある企業では赤色を採用している会社が多く、力強さや快活さなどが伝わってきます。ただし、ビジネスシーンにおいて目立つカラーである赤色を社員証ケースに用いる会社は多くはありません。
第2位の青色を選ぶ企業も多く、コーポレートカラーが青色の場合にはブルーやネイビーの社員証ケースを選ぶケースが多いでしょう。特に、スーツやビジネスシーンに違和感のないネイビーが人気色となっています。
社員証ケースの色はどのようにして選べば良いか
以上で見てきたように、社員証ケースの色選びには、コーポレートカラーをベースに考える方法や、会社のイメージを優先させる方法、お客様の受け止める印象を重視する方法などが存在します。
ただ、共通することは、何らかの目的をもって、色を決定しているということです。いずれも、企業が何を大事にするかによって選び方を変える必要があることがわかります。中には担当者の好みで決めるケースもあるかと思いますが、コーポレートカラーで多く使われているネイビーが1位に来ていることを見ると、何らかの意味があることがわかります。
社員証ケースは目につきやすいアイテムのため、色選びは社内外に対して何らかの情報発信を行うことにつながります。そして発信したいことや実現したいことを実践していくのは、社員自身です。そのように考えると、色の決定に際してはできるだけ多くの社員を巻き込み、決定することが重要です。例えば色の決定に際して、社内にアンケートを取るなど、工夫を行なっている会社の事例も存在します。社員の参加感を醸成し、より効果的な色の決定につながると言えるでしょう。
社員証とIDケースの役割の変化
多数の機能を持ち合わせる社員証
最後に、社員証自体が持つ役割の変化について着目します。近年、オフィス街や街中で、社員証を提げている方をよく見かけます。社員証が単なる身分証明としての役割がメインだった頃から比較すると、最近では様々な機能が付加されるようになりました。社員証をセキュリティ対策に用いたり、勤務管理に使ったり、中には決済機能を持たせたものも存在します。
何らかの電子機器と接触して利用することが増えていることから、財布に入れておくのでは使いづらく、首から掛ける社員証ケースに入れて、すぐ使えるようにすることで利便性が向上します。
第一印象にも影響する社員証ケース
役割の変化に伴って、社員証ケースの素材も様々なものが誕生しました。一昔前はビニール製のものが主流で、デザイン性や機能性はあまり考えられていませんでした。しかし最近では高品質なものやおしゃれな社員証ケースを使う会社が増えています。初めて社外の方とお会いする際には社員証ケースに目が行くことがあるため、第一印象にも影響を与えるオフィスアイテムとして認識されるようになってきました。
昔の時計が時間を正確に知る役割のみを求められていたのに対し、現代ではTPOに合わせて身に着けるファッションとしての機能を擁してきたように、社員証の役割が変化してくる中で、社員証ケースに求められる役割も変わってきているといえるでしょう。
私たちGRANESSコーポレートギフトでは、社員証ケース選びのお手伝い一貫してサポートしています。会社のアイデンテティの醸成につながるオリジナル社員証ケースのオーダーについて、ぜひ一度ご相談ください。