記念品とノベルティの違いと喜ばれる選び方
記念品とノベルティの違いを押さえる重要性
記念品とノベルティは、いずれも法人が顧客や関係先に贈るアイテムに使われる言葉です。両者は選ぶアイテムや贈るタイミングなど共通する点が多くあり、その違いが分かりづらいといった声を伺うことも少なくありません。
一方で、記念品とノベルティの違いを丁寧にひも解くことは、より良いアイテム選びにつながります。それぞれの効果を最大限高めるためには贈る目的を意識した戦略が大切ですが、両者の違いを踏まえるのは、まさにそうした目的を深く考えることそのものだからです。
このコラムでは、記念品とノベルティの共通点や違いについて掘り下げていきます。両者の言葉の使い分けが気になる方や、より質の高いアイテム選びのために理解を深めたい方はぜひ参考にしていただければ幸いです。
記念品とノベルティの共通点
記念品とノベルティの違いを理解するために、まずは共通点を押さえる必要があります。いずれも法人が様々な節目やイベントの際に贈るアイテムという点は共通しており、メーカーやブランドでは記念品とノベルティ両方に使えるものとして製品を扱っているケースも少なくありません。
またアイテムを贈ることによって、法人にポジティブな影響をもたらす狙いがある点も同じです。社外に向けて適切なタイミングで質の高いアイテムを贈ることによって、自社のブランドイメージ向上やクライアントとの関係強化といった効果が期待できます。
特に質へのこだわりという意味では、記念品とノベルティの差は狭まりつつあります。かつてノベルティは大量配布・安価というイメージがありましたが、最近ではその効果が注目され、高級ノベルティとしてこだわりのアイテムを贈るのがトレンドです。事業戦略の一環と捉えて、経営者や役員層が自らアイテム選びに参加することもあります。
記念品とノベルティの違い
では、記念品とノベルティにどういった違いがあるのでしょうか。贈る目的とターゲットという2つの切り口で、その違いを具体的に紹介していきます。
贈る目的から見る違い
記念品を贈る目的
- 感謝の気持ちを伝える
- 自社の新たな方針を印象づける
- 協力関係を強固なものにする
ノベルティを贈る目的
- 自社の企業価値向上
- ブランディング
- サービスやプロダクトの販売促進
記念品とノベルティは贈る目的に違いがあります。目的の設定は効果のある記念品選びの前提であるため、両者の違いを理解することはとても重要です。
一般的に、記念品は法人にとって記念すべき日や節目を念頭に贈るものです。周年記念品や創立記念品、上場記念品、M&A記念品など種類はさまざま。記念品はそうした節目の日を記念して、関係者に感謝や祝いの気持ちを伝えること、また更なる成長を目指すきっかけとすることが目的です。
たとえば企業の周年記念をきっかけとして、経営方針やミッション、事業の方針転換を図ることがあります。そうした節目のタイミングに記念品を取引先やクライアントに贈ることで、これまでの感謝を伝えるとともに、自社の新たな方針を印象づけ、協力関係を強固なものにするといった狙いが考えられます。
一方で、ノベルティは自社の企業価値向上やブランディングに重点を置いて贈ることが一般的です。自社のサービスやプロダクトの販売促進、高額商品購入者に向けた特別なプレゼント、ロイヤルカスタマーに対する定期的な贈りものなど種類はさまざま。いずれも顧客とのリレーション構築が主たる目的です。
たとえば企業がイベントや展示会において、新たなプロダクトやサービスをPRすることがあります。そのタイミングでイベント来場者向けにおしゃれなノベルティを配布することによって、自社の存在やプロダクトを深く印象づけ、長期的な販売促進につなげる効果が期待できます。
贈るターゲットから見る違い
記念品を贈るターゲット
- 企業から企業へ
- 普段からやり取りのある相手
- 取引先、クライアント、社員、関係者など
ノベルティを贈るターゲット
- 企業から企業、企業から個人
- 自社を知らない相手
- 顧客、展示会来場者、ファンなど
記念品とノベルティはその目的の違いに伴って、贈るターゲットにも傾向の違いがみられます。ターゲットの明確化は適切なアイテム選びに必要不可欠の要素です。
記念品の場合は、企業から企業に対して贈るケースが一般的といえます。特定の記念日や節目を祝うのは、普段からやりとりのある取引先やクライアントなどが多いためです。そのほかにも自社の社員や関係者に向けて贈る場合もあります。特に関係が深い相手には、品質にこだわった高級な記念品を贈ることも少なくありません。
一方で、ノベルティの場合は展示会やイベントなどで企業から企業に対して贈られることもありますが、ブランドから顧客に対して贈ることも多いといえます。自社のブランディングのためには、顧客に対して幅広くアプローチする必要があるからです。記念品と比べると、より多くの相手に配布するケースが多いことも違いの一つといえるでしょう。
toB企業の場合には自社製品やサービスを知っていただくことを目的とした展示会やイベントで配布しますが、toC企業の場合には元来からのロイヤルカスタマーへの配布のほか、自社ブランドを知らない層への広告宣伝の意味を込めて配布します。また、アーティストやスポーツチームなどがファンに向けて贈答する場合もあります。
記念品とノベルティの違いを踏まえたアイテム選びを
本コラムでは、記念品とノベルティについてそれぞれの目的やターゲットの違いを中心に紹介してきました。アイテム選びで大切なのは、目的やターゲットの明確化など成果を出すための戦略です。同じ社外に贈るものであっても、記念品とノベルティを適切に使い分けることによって、限られた予算で最大限の効果が期待できます。
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