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法人記念品の目録の書き方を解説!

記念品 目録 事例
目次

法人記念品の目録の用途

目録とは記念品の中身や贈り主などの情報が書かれた一覧のことであり、記念品目録や贈答目録と呼ばれることもあります。用途としては、記念品が持ち運びにくいときに実物の代わりに仮で渡す場合、また格式の高さを出すために実物に添えて贈る場合が代表的です。

法人記念品のやりとりにおいて目録が必ず使用されるわけではありません。一方で、目録は伝統文化であり、老舗企業とのやりとりなどフォーマルな場面で使用するのも選択肢の一つです。このコラムでは、法人記念品の目録の書き方や渡し方について重要なポイントを解説していきます。

法人記念品の目録用紙の準備

まずは目録に使う用紙を準備する必要があります。文房具店などで専用の目録用紙を購入するのが簡単な方法です。また、純白の和紙である「奉書紙」(ほうしょがみ)があれば短時間で作ることができます。目録用紙の大きさは「横53cm×縦20 cm」が一つの目安です。

奉書紙から目録用紙を作成する場合は、まず紙を縦に二つ折りにした上で、折り目が付いている側を手前にして置きます。その後、左右で三つ折り(右側が上)にすれば完成です。

なお、目録用紙に手書きする際には筆ペンか毛筆が必要です。文字は濃く太く記載するのがマナーであり、細字のサインペンやボールペンは避けるべきといわれています。また近年は略式として、パソコンで印字するケースもあるようです。

法人記念品の目録の書き方

目録用紙は折り目によって右側・中央・左側の三つのパーツに分かれており、それぞれに書く内容が慣例として決まっています。また、文字は縦書きで書くのが原則です。以下ではパーツごとの内容を具体的に紹介していきます。

右側には表題を

目録用紙の右側のパーツには記念品の表題として、「目録」あるいは「贈」と書くのが一般的です。記念品の使い道や内容によって記載すべき内容に変わりはありません。

中央には記念品の内容を

目録用紙の中央のパーツには、記念品の内容としてアイテムの中身や使い道を書くのが一般的です。アイテムの中身は「一、〇〇(アイテムの種類) 〇点(数量)」と簡潔に記載し、複数の種類を贈る場合には改行して同じように「一、~」と続けていきます。数量は「壱・弐・参・・・」と漢数字の旧字体を用いるようにしましょう。

  • 一、レザートレー 壱点
  • 一、レザーコースター 弐点

また、アイテムの種類と数量を書いた後ろには、記念品の使い道を記載します。法人記念品の場合は「右、周年記念品としてお贈り申し上げます」や「右の通り、永年勤続記念品として贈呈いたします」など書くのが一般的です。

左側には記念品の日付や贈り主、宛名を

目録用紙の左側のパーツには、以下の三つの要素を順番に書いていきます。

三つの要素

  • 実際に記念品や目録を渡す日付
  • 贈り主の企業名や名前
  • 受け取る側の企業名や名前(宛名)

日付は「令和〇年〇月〇日」と和暦を用いるのが一般的です。また、贈り主は企業名を記載することが多いですが、個人やグループ名を強調したい時には「企業名+肩書+氏名」「企業名 〇〇一同」などと記載することもあります。宛名は贈り主よりも大きい字で、企業名や個人名などを記載しましょう。

目録袋に入れて渡すのがマナー

目録用紙は相手にそのまま渡すのではなく、専用の封筒である目録袋や熨斗袋に入れて渡すのがマナーです。袋の表側には、目録用紙の表題と同じように「目録」などと記載します。なお贈り主や宛名を記載する必要はありません。

また、袋にかける紐である水引きには「蝶結び」・「結び切り」・「鮑結び」の3種類があり、法人記念品の場合は「蝶結び」(繰り返し起きる祝いごと向け)のものを用いるのが一般です。なお「結び切り」(一度切りであるべき祝いごと向け)は災害復興祝いなどに使うことがあり、「鮑結び」は関東では「結び切り」と同じ用途で、関西では結婚祝いや仏事など様々な用途で使われます。

目録は正しいマナーで、意味のあるときに

本コラムでは目録の書き方や渡し方のポイントを解説してきました。目録は記念品を格調高いものにする効果がありますが、使用する際には古くから伝わるマナーを守って作成する必要があります。本コラムが目録を正しく作成するための参考になれば幸いです。

また近年、特に法人記念品では、サステナブルの観点からアイテムの過剰な包装が避けられる傾向にあります。たとえば記念品の包装方法をみると、熨斗を使わずに高級な化粧箱のみで記念品を贈るのがトレンドです。同様に目録の使用についても、真に意味のある場合に使用するという視点もあわせて持つのがよいかもしれません。

私たちGRANESSコーポレートギフトでは、こうした時代の変化を捉えながら、記念品の最適なデザインや包装方法をご提案しています。記念品に関する疑問や悩みがございましたら、アイテム選びとあわせてぜひお気軽にご相談・お問い合わせください。

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