病院関係者がもらって嬉しい医療法人記念品
大学院修士課程を修了後に、総合病院や介護施設などで理学療法士として働いた経験を持つライターの視点から、医療法人が準備する必要のある記念品について解説していきます。
医療法人記念品とは
医療法人記念品は、病院や医療施設に関連する特別なイベントや記念日に贈られるアイテムです。これらの記念品は、医療従事者や関係者を称え、彼らの尽力と貢献に感謝を示すために用いられます。
医療法人記念品の選択においては、贈られる人の職業的アイデンティティや医療施設の特徴を反映したデザインが好まれます。これらを配慮することにより記念品はより意義深いものとなります。
そんな医療法人記念品ですが、様々な種類があることをご存じでしょうか。場所や場面によって、また誰に送るのかによって異なってきます。このコラムでは、医療法人記念品の種類や選択のヒントについてご説明していきます。
医療法人記念品の種類
病院・クリニック・医療法人の開業記念や周年記念
医療機関が設立された記念や、周年記念を迎える際には記念品を贈ります。こうした場面では、手元で長く使い続けてただけるような実用的な品物が人気を集めています。また、場所を取らないものやかさばらないサイズのアイテムも好ましいといえます。
これに加えて、記念品に医療機関やスローガンなどの名入れを行うことで、名前の定着や親近感につなげることができます。製品への刻印を入れる事は、贈る相手に対する感謝の気持ちを表現すると同時に、病院のブランドを強化することにも役立ちます。
学会の開催記念や周年記念
学術大会では、講演やシンポジウム、発表での盛り上がり、また懇親会での楽しみなどがありますが、それと同時に参加者への記念品もまた参加者の記憶に残ることがあります。
学会の記念品として代表的な物はコングレスバッグやトートバッグです。学会の抄録集や当日の配布資料を入れるのに便利で、会の終了後でも、エコバックとしても活用することができます。他にもボールペンやしおりなどのステーショナリーは移動の邪魔にならず、大会当日から実用性があります。
医療関連協会のイベントや周年記念
主催している協会や団体の特性や目的、関わっている人々を考慮に入れた物が記念品として選ばれています。代表的なものは、学会のロゴが記載されたキーホルダー等の小物です。
イベントには多くの方々が参加します。多数の参加者に配布する事を想定することしているので、大量に発注しやすいリーズナブルな記念品が選ばれます。またイベントを機会にして、学会の存在を多くの人に認知してもらうことも大切な目的であるため、ロゴが記載されたものを配布する傾向があります。
製薬会社の新薬発表や医薬品発売周年記念
製薬会社の新薬発表や医薬品発売周年記念の場での記念品の配布については、規定やガイドラインが存在します。日本製薬工業協会(製薬協)の「コード・オブ・プラクティス(COP)」1です。
製薬業界では、医療従事者への贈り物や接待に関して厳格な規制があります。これは、医療従事者に対する贈り物や接待による影響を防ぐためです。特に、2018年の理事会でCOPの改定があり、医療関係者に対して付箋紙やカレンダーなどを含む、いわゆる「ギフト」の配布を禁止しました。これには国民的・文化的理由で除外されていた香典や月餅なども含まれています。
ただし、一切の配布物が禁止されているわけではありません。参加者に対して教育的な資料や情報を提供することは可能です。また、説明会等でメモを取る目的のペンやメモ帳の配布は許可されており、それらに対する企業名の記載は認められています。ただし、製品名の記載は禁止とされています。
医療法人記念品は、贈る相手によってどのような記念品がふさわしいか異なります。医師や看護師など、自院の医療従事者を対象とするのか、または地域や地場企業など自院以外の方々を対象とするのかによって、贈り分けを行うのも一つの手といえるでしょう。
医師、看護師、リハビリ職員、医療事務スタッフなど自院のスタッフへ
医師、看護師、リハビリ職員、医療事務スタッフへなど自院のスタッフへの記念品を選ぶ際には、彼らの日々の専門的な努力や働きがいを評価し、称えるようなアイテムを選ぶことが大切です。また、自院の名称やロゴ、日付が刻印された物を選ぶ事で、自院に対する帰属意識や団結意識を高める事にもつながるでしょう。
医療法人記念品の種類
大学病院などでは、特定の業績や節目を迎えたスタッフへの記念品贈呈を行う事もあります。例えば、学術会議で顕著な研究成果を発表した医師や、長年の勤務を重ねたスタッフに対して、その業績や貢献を認めるための記念品が贈られます。具体的には以下のようなものがあげられます。
IDケースなどは、病院の入館の際に必ず必要なものになるので好まれやすいアイテムといえます。また、デスク周りに置ける記念品も、実用性と装飾性を兼ね備えているため人気を集めています。例えば、レザートレーやマウスパッドといったアイテムです。他にも、医療従事者向けにデザインされた本革製のおくすり手帳カバーのようなアイテムは、その希少性で注目を集めています。
地域の企業や有力者など
人間ドックや健康診断の法人契約を行なっている場合に、地域の企業や有力者の方々への開業記念品や周年記念品を贈る場合があります。こうした記念品は、地域社会や地域医療への貢献に対する感謝と尊敬を表すものである必要があるといえます。またこれらの記念品を受け取る層の人々は、高品質なものに慣れ親しんでいることを考慮し、洗練された上品なアイテムを選ぶことが重要です。
記念品には、医療機関名やスローガンのほか、個人名入れなどパーソナライズされた要素を加えることで、特別感と感謝の気持ちを示すことができます。具体的には、以下のような物が挙げられます。
高品質なペンや名入れされたノートセット、本革製品などの洗練されたデザインでありながら実用性を兼ね備えたアイテムは、受け取る側の印象に残る贈り物となります。また、寄付や支援への感謝を表現するためのカスタマイズされたトロフィーやプラークは美しいデザインで作成されることが多く、その支援の価値を称えるのに最適な記念品です。
これらのアイテムは、医療法人からの感謝と尊敬の気持ちを適切に伝えるための素晴らしい選択肢となります。
まとめ
まとめ医療法人の記念品は、病院関係者の専門性、努力、献身を讃えるために重要な役割を果たします。贈る相手と場面によって異なるニーズや期待に対応するために、記念品の種類を慎重に選択する必要があります。
「どこで」「誰に」贈るかに加え、機能性、実用性、エレガントさ、品質といったさまざまな要素を考慮することが重要です。しかし、何よりも大切なのは、記念品を通じて感謝の気持ちを伝えることです。この点を意識することで、記念品はその受取人にとって価値あるものとなり、医療法人の心からの感謝を表現することができます。
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- 製薬協会員会社の事業活動における高い倫理性と透明性の確保、研究者、医療関係者、患者団体等との交流に関する説明責任を果たすための行動基準です。会員会社のすべての役員・従業員に適用され、業界全体の倫理観と透明性を高めることを目的としています。 ↩︎