記念品への名入れ方法!シルク印刷と箔押しの違い
記念品の特別感を演出する名入れ
記念品の名入れは、記念品の特別感を演出する最後の仕上げです。企業名やロゴ、個人名などを名入れすることで、オリジナリティのある記念品となり、受け取る側の満足度を高める効果があります。社内向けの場合には社員のモチベーション向上に、社外向けの場合には取引関係の強化につながるものです。
製品への刻印方法は、「シルク印刷」と「箔押し」という二種類の方法があります。それぞれの方法は、記念品の目的や名入れの内容などによって使い分けることが大切であり、記念品選びにあたってぜひ押さえていただきたいポイントです。
そこでこのコラムでは、記念品選びのご担当者様に向けて、シルク印刷と箔押しの特徴や違いについて詳しく紹介していきます。
シルク印刷の特徴
シルク印刷とは、スクリーンと呼ばれる版を使ってアイテムにインクを刷り込む手法のことです。かつてはスクリーンとして絹(シルク)が使われていたため、その名残で現在でもシルク印刷と呼ばれています。
シルク印刷の特徴は、インクを用いるため色の種類が多く、鮮やかな見栄えで仕上がる点です。また10センチ四方以上の広範囲の名入れにも対応でき、紙や布、プラスチックなど様々なアイテムに活用されています。
一方で、シルク印刷はインクを用いる手法であるため、長年使っているとどうしても刻印が剝がれてしまう点に注意が必要です。そのため一生の記念や思い出となるアイテムの名入れ方法として採用することは、必ずしも望ましくありません。
箔押しの特徴
箔押しとは、熱と圧力により金箔・銀箔を製品に貼りつけて刻印する手法のことです。
箔押しは熟練の職人が一点一点丁寧に手作業で刻印するため、一定の費用や作業期間を要するものです。一方で、印刷による刻印では十分に得られない魅力的な二つの特徴を持っています。
高級感がある
箔押しの一つ目の特徴は、記念品に高級感を加えられることです。金箔を用いた「金箔押し」は華やかな印象を与え、銀箔を用いた「銀箔押し」はスタイリッシュな印象を生むことができます。また一番人気はレザーに凹凸をつける「素押し」という手法で、革の素材感を活かしたナチュラルな仕上がりになります。刻まれた凹みの見栄えや手触りも、記念品のグレードを上げる要素です。
名入れの高級感は、記念品の価値を高めることに直結します。企業名やロゴなどの高級感ある名入れは、受け取る側を喜ばせることはもちろん、企業のブランドイメージ向上の効果も期待できるでしょう。
刻印を長年キープできる
箔押しの二つ目の特徴は、刻印が剝がれにくく、デザインを美しいままキープできる点です。表面への印刷ではなく熱と圧力を用いて刻印しているため、通常使用の摩擦や水滴などで掠れてしまうことは基本的にありません。
長く愛用し続ける記念品であれば、耐久性の高さは極めて重要です。せっかく質のよい素材を選んでも刻印が劣化してしまうと台無しになってしまいます。普段からビジネスで使うアイテムや、経年変化を楽しむ素材を用いたアイテムには箔押しが向いているといえるでしょう。
大切な記念品には箔押しを
レザーアイテムへの名入れ方法としては、シルク印刷と箔押しのどちらがふさわしいでしょうか。一般的に、比較的安価な合皮などのビニール素材の場合にはシルク印刷が用いられ、品質や耐久性にこだわる本革の場合には箔押しによる刻印がされることが多くなっています。
特に、周年記念品や式典記念品、永年勤続記念品など、会社や社員の節目となるような大切な記念品は、受け取る側にとって一生の思い出となるものです。高級感のある仕上がりとなり、刻印を長年キープできる箔押しこそがふさわしいといえるでしょう。
記念品の名入れはあくまで全体の中のワンポイントに過ぎません。しかし、そうした細部へのこだわりにこそ、贈る側の思いや心意気が表れるものであり、それは受け取る側にたしかに伝わるものだと考えています。
メーカーやブランドと相談して素敵な記念品を
このコラムでは、記念品への名入れ方法についてシルク印刷と箔押しという二つの手法を説明してきました。
質の高い箔押しの名入れを行うためには、刻印の内容や大きさ、配置などデザインにも注意する必要があります。そのためにはメーカーやブランドの担当者とよく相談することがおすすめです。
私たちGRANESSコーポレートギフトでは、様々なレザーアイテムを提供しつつ、お客様の希望に応じて箔押しによる名入れを行っています。名入れは質の高さにこだわっており、熟練の職人が機械を細かく調整し、刻印の位置をミリ単位で整えながら一つ一つ手作業で仕上げるのが特徴です。
また、デザインはお客様とコミュニケーションを取りながら、プロのデザイナーが最適な提案を行います。刻印の手法は「金箔押し」・「銀箔押し」の他にも、熱や圧力を加えて刻印のみ行う「素押し」も提供しており、色のつかない控えめな印象が特徴です。刻印の内容も文字やロゴ、イラストなどニーズに合わせて幅広く対応しております。
素敵な名入れ入りの記念品選びに向けて、ぜひ一度ご相談ください。