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法人記念品の贈り方とマナーの基本

法人記念品
目次

法人記念品を贈る際のマナーの大切さ

法人記念品は、会社の節目の時期や重要な成果を記念して、クライアントや自社の社員に対して贈るものです。贈るタイミングは、周年記念などの特別なイベントから、毎年の季節の挨拶まで様々なケースがあります。

記念品を贈るときに気を付けなければならないのがマナーを守ることです。特に、社外のクライアントに対して礼儀を欠いた贈り物をすると、記念品に込めた思いが伝わらないどころか、それまで築いてきた信頼関係が崩れる可能性もあります。

そこでこのコラムでは、社外のクライアントに記念品を贈る場合を例に、法人記念品の贈り方とマナーの基本を解説します。

法人記念品にふさわしいアイテム

法人記念品の準備で何よりも大切なのがアイテム選びです。アイテム選びの際には、受け取る側の立場や気持ちをしっかり考えて、相手に喜ばれるものを贈る必要があります。

贈る側の気づかいが伝わりやすいものが、オーダーメイドの革製品など、クライアントのために用意した特別感のあるアイテムです。ありきたりのものや既製品で済ませず、自社のイメージカラーや雰囲気をさりげなく取り入れたものは、押し付けがましくなく、良い印象を残すことが期待できます。

一方で、暗い未来を連想させるものは記念品にふさわしくありません。たとえば、赤一色のアイテムなど「火事」や「赤字」を連想させるものは、法人記念品としては縁起が悪いと考えられています。そのため、赤がコーポレートカラーである企業の場合には、ステッチや裏地の色を工夫してアレンジすることが大切です。また、履物や敷物など足で踏むものは失礼と見なされることがあります。

法人記念品の相場

法人記念品の相場は、記念品を贈る趣旨やクライアントとの関係性、過去のやりとりなどによって様々です。特に重要な取引先に贈る場合や、周年記念の中でも節目の年に記念品を贈る場合には、通常より多くの予算を確保して高品質なアイテムを選ぶこともあるでしょう。

クライアントに対しては、製品一つあたり3,000円~5,000円が一つの目安ではありますが、特に重要な記念日などには、製品一つあたり10,000円以上の品質にこだわったものが選ばれることも決して珍しくありません。

法人記念品を贈るタイミング

法人記念品を贈る際の標準的なタイミングは、記念日の1週間前から当日までです。記念日に遅れることを避けるためには、納期について記念品の販売店と入念に相談しておくと安心でしょう。

会社同士の場合は、記念品を大量に用意することが多く、郵送で届けることもあります。その場合には、記念日の3日前~当日を到着日に指定することが一般的です。なお、受け取る側に配慮し、事前に郵送する旨と到着日を連絡しておくのがマナーです。

法人記念品の包装

法人記念品の包装は記念品の印象を左右するものです。包装の仕方までしっかりと気を配ることは、マナーであるのはもちろん、記念品への期待感を高める効果もあります。

一つの方法としては、古くから祝いごとに使われる「熨斗」(のし)を使うことです。熨斗紙の紐である「水引」は蝶結びのものを選び、「表書き」には「〇周年記念」などの記念の言葉、「名入れ」には自社の社名を入れることが一般的です。熨斗の詳しいマナーは、こちらのコラム「記念品の種類別!熨斗の表書き事例」をご覧ください。

一方で、近年、熨斗や包装紙を使わずに、高級感のある金箔押し・銀箔押しの化粧箱に入れて渡すケースが増えています。熨斗と異なり捨てる紙類が少なく、化粧箱自体も小物入れなどに活用できるため、受け取る側に配慮した渡し方と言えるでしょう。

また、記念品とあわせてご祝儀を渡すことがありますが、ご祝儀は祝儀袋に包むのがマナーです。ご祝儀に関する細かいマナーは、こちらのコラム「記念品とご祝儀の正しい贈り方」をご覧ください。

記念品の添え状と送り状

記念品を郵送する場合には「添え状」をつける必要があります。添え状とは、記念品の趣旨や感謝の気持ち、今後の発展を祈る言葉を端的に書いたメッセージカードです。単に記念品だけを贈るのは失礼と受け取られる可能性があるので注意しましょう。

また、記念品の到着日の前に「送り状」を送付することがあります。送り状は、記念品の到着を事前に知らせるために、その内容や目的を記載するものです。しかし、近年はメールや電話で連絡することが多いので、送付状を使用することは少なくなっています。

添え状や送り状を書く場合には、「倒れる」、「潰れる」、「傾く」、「閉じる」、「失う」などの会社の業績悪化を連想させる言葉は避けるようにしましょう。また、相手の社名や住所を書き間違えないよう、細心の注意を払う必要があります。特に、前株・後株の違いや、ローマ字や片仮名の表記などは誤りが起きやすいので注意しましょう。

マナーを守り、素敵な記念品を

今回の記事で紹介した法人記念品のマナーの基本は、記念品に込めた感謝や祝いの気持ちを伝えるための前提となるものです。

記念品の準備にあたって、アイテム選びはもちろん重要ですが、届けるタイミングや包装などのマナーを守ってこそ、素敵な記念品は完成します。そのためには、記念品の販売店ともしっかり連携して準備を進めていくことがおすすめです。

私たちGRANESSコーポレートギフトでは、ご予算に応じた記念品の提案から、カスタマイズや包装まで、法人記念品の準備を一貫してサポートしております。ぜひ一度ご相談いただければ幸いです。

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