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記念品のメッセージカード例文!間違えやすい言い回し

記念品 メッセージカード 間違え
目次

記念品にメッセージカードを添える意義

法人記念品を贈る際に、メッセージカードを添えることがあります。メッセージカードには日ごろの感謝の気持ちや記念品の趣旨、今後の抱負などを入れるのが一般的です。

メッセージカードは記念品に込めた思いを伝え、受け取る側に深い印象を残すために重要な役割を果たします。感謝や祝いの気持ちが丁寧に記されたカードを贈ることで、取引先との関係強化や社員の士気向上など法人記念品による効果がいっそう期待できます。

メッセージカードを書く際には、誤った日本語の使用に注意が必要です。受け取る側が間違いに気づくと、せっかくの記念品の効果が失われてしまいかねません。そこで本コラムでは、記念品のメッセージで間違えやすい言い回しや作成の注意点を紹介していきます。

例文でみる!間違えやすい言い回しのポイント

法人記念品のメッセージとして、特にミスの多い言い回しのポイントを三つ説明します。文案を作成する際には、公用文に使われる漢字や言い回しをできるだけ選ぶのがポイントです。

漢字か平仮名で意味が異なる言葉に注意する

第一に、漢字か平仮名かによって意味が異なる言葉に注意する必要があります。

「出来る」と「できる」の例文

  • 誤:30周年を迎えることが出来ました
  • 正:30周年を迎えることができました

漢字表記(「出来る」)が正しいのは名詞として使う場合です。たとえば、出来がよい、出来栄え、出来高などの例が挙げられます。一方で、平仮名表記(「できる」)が正しいのは動詞として使う場合です。上記のように「迎えることができました」は動詞扱いのため、正しい表記といえます。

「頂く」と「いただく」の例文

  • 誤:させて頂きます
  • 正:させていただきます

漢字表記(「頂く」)が正しいのは、相手から物品や食べ物をもらうときに使う場合です。たとえば、記念品を頂く、夕食を頂くなどが挙げられます。一方で、平仮名表記(「いただく」)が正しいのは補助動詞として使う場合です。上記のように「させていただきます」は補助動詞のため、正しい表記といえます。

二重敬語を避ける

第二に、敬語を使用する際には二重敬語を避ける必要があります。特にビジネスのやりとりでは相手への敬意を気にするあまり、誤った日本語を使用してしまうことが多いので注意が必要です。

二重敬語の例文その1

  • 誤:記念品をお贈りさせていただきます
  • 正:記念品をお贈りします
  • 正:記念品をお贈りいたします

上記の場合は「お贈りする」、「させていただく」と敬語が重複しているため、いずれかを削除する必要があります。

二重敬語の例文その2

  • 誤:ご利用になられる際には
  • 正:ご利用になる際には

上記の場合も「ご利用」、「になられる」と敬語が重複しているため、正しい敬語へと修正が必要です。

似ている言葉を適切に使い分ける

第三に、似ている言葉を適切に使い分ける必要があり、代表例が「お陰様」と「おかげで」です。

「お陰様」と「おかげで」の例文

  • 誤:皆様のお陰様で100周年を迎えることができました
  • 正:お陰様で100周年を迎えることができました
  • 正:皆様のおかげで100周年を迎えることができました

いずれも相手の助けに感謝する言葉ですが、使い分けのルールがあります。「お陰様」は文頭で用いるのが一般的な言葉で、ビジネスでは丁寧な印象を与える漢字表記が使われます。一方で、「おかげで」は平仮名表記で、「~のおかげ」と助けてくれた相手の後ろに記載するので、分中・文末で使用するのがルールです。

言い回し以外で押さえるべき注意点

メッセージカードを作成する際に、言い回し以外で注意すべきポイントを三つ紹介していきます。

忌み言葉を使わない

記念品のメッセージカードでは、忌み言葉を避けるのがマナーです。企業にとって不幸な出来事や縁起が悪いことを連想させる言葉は忌み言葉に当たります。

たとえば、倒れる、閉じる、終わる、切る、失う、負ける、最後、赤字などの言葉は別の言葉に言い換えるのがおすすめです。

誤字脱字をなくす

宛名や文章に誤字脱字をなくすことも重要です。当前の注意点ではありますが、普段何気なく使っている言葉だとミスを見落としてしまう可能性があります。

特に注意すべきは固有名詞です。先方の企業名や事業名、担当者の名前などは決してミスのないようチェックしましょう。音読する、紙に印刷して読むことによって誤字脱字に気づきやすくなります。

華やかなデザインにする

メッセージカードは、印象に残る華やかなデザインにするのがおすすめです。記念品本体は受け取る側が普段づかいしやすいよう、控えめなデザインにするのが原則ですが、メッセージカードの場合は鮮やかなデザインでも問題ありません。

たとえば、コーポレートカラーや企業名、ロゴなどを目立つように使用したり、祝いごとの象徴である熨斗(のし)のデザインを取り入れたりするのが人気です。GRANESSコーポレートギフトでも、メッセージカードをアニバーサリーカードと呼び、オリジナルのデザインをご提案しています。

メッセージカードで心に残る記念品を

本コラムでは、記念品に添えるメッセージカードについて間違えやすい言い回しや注意点を紹介してきました。

メッセージは記念品の印象を左右する役割を果たすため、ミスのないよう丁寧に作成することが大切です。特に近年は記念品をオンラインで贈ることも増えているため、文章で思いを伝えるメッセージカードの役割もいっそう重要になっているといえます。本コラムが記念品を受け取る側の心に残るメッセージカードづくりの一助となれば幸いです。

なお本サイトでは、記念品の贈り方に関して、他にも法人記念品の贈り方とマナーの基本最旬の記念品の包装方法のコラムも掲載しているので、ぜひご覧ください。

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